海の波が上下すると、それは海底に力を加え、地震波を発生させます。これらの地震波は非常に強力で広範であり、地震を監視し研究するために使用される儀器である地震計に安定したブーとして現れます。この波の信号は、最近ますます荒れた海と高い海のうねりを反映して、過去40年間でますます強力になっています。
「ジャーナルネイチャーコミュニケーションズでの新しい研究で、同僚と共に、過去40年間の世界中でこの増加を追跡しました。これらの世界的なデータは、他の海洋、衛星、地域の地震研究と共に、上昇する地球は温暖化に起因するとされるますます荒れた気象と一致する波のエネルギーの数十年にわたる増加を示しています。」によるとRichard Aster.
地球温暖化と地震学と海の波の関係
地震という地質活動が、その振動や津波によってあらゆるものに影響を与えることはすでに広く認識されている。しかし、地震がもたらす影響について私たちが知っていることのほとんどが陸上でのことであり、海洋への影響については最近までさほど研究が進んでいなかったことも事実だ。
- エルニーニョ現象時の状態
エルニーニョ現象が発生している時には、東風が平常時よりも弱くなり、西部に溜まっていた暖かい海水が東方へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています(図2中)。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなっています。エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。
- ラニーニャ現象時の状態
ラニーニャ現象が発生している時には、東風が平常時よりも強くなり、西部に暖かい海水がより厚く蓄積する一方、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強くなります(図2下)。このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。ラニーニャ現象発生時は、インドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生します。
沿岸への警告
津波の高さは海岸付近の地形によって大きく変化します。さらに、津波が陸地を駆け上がる(遡上する)こともあります。 岬の先端やV字型の湾の奥などの特殊な地形の場所では、波が集中するので、特に注意が必要です。 津波は反射を繰り返すことで何回も押し寄せたり、複数の波が重なって著しく高い波となることもあります。 このため、最初の波が一番大きいとは限らず、後で来襲する津波のほうが高くなることもあります。