11月23日は「勤労感謝の日」。「勤労感謝の日」とは、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で制定された国民の祝日です。11月23日は「勤労感謝の日」。「勤労感謝の日」とは、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」という趣旨で制定された国民の祝日です。
「勤労感謝の日」が教えてくれる、日本の心
古来、日本人は命を支える「食」を大事にし、神聖なものとしてきました。そして、祭事を通して天の恵みに感謝をささげてきました。まつり(祭り、祀り、奉り、政り)の原点もそこにあります。農耕を営み、米を主食とする日本人が、新嘗祭を最も重要視したのも頷けることでしょう。
現在は、農作物に限らずすべての生産を祝い勤労をねぎらう「勤労感謝の日」になっていますが、その由来から、日本人が育んできた深い思いや感謝の念を感じることができます。あらゆる方々に感謝をするのはもちろんですが、家族の間でも「ありがとう」「おつかれさま」と声をかけ、いたわり合う姿勢を忘れないようにしたいですね。
1年で最後の祝日、今年はどう過ごす?
今年(2023年)の勤労感謝の日は木曜日で、金曜日を休みにできれば4連休も可能。ちょうど紅葉が美しく色づき、見頃を迎える時季。肌寒い季節ではあるが、空気が澄み渡るため、外の空気も吸いたくなるだろう。また、普段の仕事の疲れを癒やすべく家でゆっくり過ごすという方法もある。さまざまな過ごし方があるが、ここではその例を挙げてみよう。
勤労感謝の日をきっかけに、感謝の気持ちを伝える
そのため、勤労感謝の日は賃金発生の有無にかかわらず、何らかの仕事や労働をしてくれる方々に感謝をする日といえる。報酬を得て働いている方はもちろん、家庭で家事や育児をする夫婦、地域の子どもたちを見守るご年配の方、ボランティアの方々など、勤労している周りのすべての方々に感謝を伝える日ということだ。
日頃なら、「いつもありがとう」と感謝の気持ちを伝えるのは気恥ずかしく感じるかもしれない。勤労感謝の日をきっかけに、大切なあの人に感謝や労いの言葉を贈ってみてはいかがだろうか。その言葉は、相手を喜ばせ温かい雰囲気を生みだすだろう。
自分をいたわり、少し特別な1日を過ごす
目まぐるしく過ぎ去る日々に自分のことはつい後回しになってしまう、という方も少なくないだろう。勤労感謝の日は、自分をいたわるにはもってこいだ。この日を自分にとって少し特別なものにしてみよう。例えば、温泉に入って、日々の疲れを癒やす時間をつくってみるのはいかがだろうか。
温泉に行って広々とした露天風呂に浸かれば、忙しい日常から少し離れてリフレッシュできるはずだ。インターネット検索サイトで「勤労感謝の日 温泉」などというキーワードで検索してみると、勤労感謝の日に特別な割引やイベントを行っている温泉施設の情報が見つかるだろう。
いつも頑張っている自分自身に感謝し、自分をいたわる。そんな一日があれば、多忙を極める年末年始に向けての活力を養うこともできそうだ。
お米の恵みに感謝し、日本酒を楽しむ
その年の五穀豊穣に感謝し、国家の安泰を祈願する新嘗祭と深く関係する勤労感謝の日。なかでも新米で作る日本酒は格別な味だが、秋に楽しむことができる日本酒といえば、「ひやおろし」が有名だ。
ひやおろしは、冬に造られた新酒に春先に火を入れ加熱殺菌し、劣化を防ぐ。その後、貯蔵庫の中でひと夏眠らせて、熟成させる。外の気温と貯蔵庫の中がちょうど同じぐらいの温度になる秋、二度目の火入れをせず、冷やのまま卸され出荷されることから、ひやおろしと呼ばれる。ほどよく熟成した、秋の酒の代表格だ。
通常、日本酒は発酵をストップさせ、微生物を殺菌し香りを保たせるため、貯蔵前と出荷前の二度、火入れをする。一方、一度しか火入れをしないひやおろしは、瓶の中で熟成が進み、出荷前には加熱殺菌しないので、例えば9月と11月では味わいが大きく変わることもある。同じ日本酒でも飲む時期によって、米の香りや味わいの変化を楽しめるということだ。
米の旨味がふんわりと口いっぱいに広がる日本酒を飲みながら、お米の恵みに感謝する。また、美味しいお米を作ってくれる生産者やお酒を醸造する酒造業の方々へ思いを馳せてみる。そんな勤労感謝の日も、なかなか趣が感じられてよいものだ。
自然に感謝。紅葉狩りに行く
秋も深まり、冬の足音が近づく晩秋。赤や黄色に色づく紅葉を見に行き、季節の移ろいを感じるのも一案だ。このときばかりは、携帯電話を家に置いて仕事から離れるのもよいだろう。
日本各地には、紅葉が美しい観光地が数多く存在する。安全には気を配り、これらの観光地に出向くことを検討してもよいが、近くの公園などへ紅葉狩りに行くだけでも新たな発見があるかもしれない。
綺麗な紅葉を眺め、秋の澄んだ空気を胸いっぱい吸い込んで、自然に感謝する。それもまた、勤労感謝の日の乙な過ごし方だ。自然にどっぷり浸かって感謝することは、自分をいたわることにつながり、英気を養うことにもなるだろう。
人や自然に感謝し、自分もねぎらう
勤労感謝の日は、労働を感謝する祝日として広く認知されている。しかし、もともとは秋の収穫に感謝し、国家の安泰を祈願する新嘗祭が深く関係していた。
今年の勤労感謝の日には、まだまだ知らない日本の美しい秋の風景や味覚を感じたいものだ。もちろん遠出をしなくても、身近な人々や自然に感謝をすれば、自分自身も癒やされるような温かい時間を過ごすことができるだろう。
皆さんも楽しい休暇をお過ごしください。体調に気をつけて、休暇後はまた頑張って働いてください。この期間中、ヤシマット、コイヤーマット、ココピートに付いて何かご不明な点がございましたら、お気軽に弊社営業チームまでお気軽にお問い合わせください!