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ココピート ~ヤシの実生まれの天然素材

ココピート ~ヤシの実生まれの天然素材。通気性、保水性、排水性に優れたエコな土。 ココピートは万能な土壌改良材 ココヤシ(ココナッツ)の実の外殻を加工したもので、20年以上も前から使われていますが、栽培にとても有効な性質を持った素材として注目されています。通気性、保水性、排水性に優れ、土壌改良材としても使われることが多くあります。ですから、バーミキュライトの代わりとしても使うことができます。 ココピートはココヤシが原材料ですから、100%天然です。ですから、燃やして捨てたり土に返すことができます。また、ヤシの殻を使ったものなので、生産もしやすく供給も安定しています。 今回手に入れたココピートは、このココヤシをブロック状に固めてあるもので、水分を加えると戻るタイプのものです。 通常の土は50%が水分なので重く体積が大きいですが、水で2~3倍に戻すタイプであれば小さくて軽くて、運送もとてもしやすいのです。こうしたことから最近では、ココピートがとても注目されているというわけです。 ココピートブロックの戻し方 大きさは、レンガの2倍ほどの大きさで、とても軽いです。 必要な分だけ切ります。 今回は3リットルほど必要だったので、1/3ほどで切りました。 (3リットルの水で復元が8リットルになるとのことだったので) バケツに入れて、水を入れ浸けます。 水がしみこんで数分程度で、ブロックを崩すことができます。 すべて崩すと、土状になります。 とても簡単にココピートが「土」になりました。[...]

ココピートとは?

ココピートとは? ココピートとは、ココヤシのハスク(中果皮)を原材料として、0.1〜10mmに粉砕した粒を利用した有機培土です。主な生産国はインドやスリランカで、有機質100%であること、高い保水性であることから、多くの国で使用されています。用途や使用する場所に合わせて形状を変えることができます。 ココピート栽培に適した作物 ココピートは施設園芸で培地として使用されるだけでなく、土壌改良剤として土壌にすき込むなどさまざまな用途で使われています。しかし、どの作物にも同じココピート製品を使用して良いわけではありません。例えば、土壌改良剤にはココヤシの繊維の部分から、粒状のダストの部分までが混在した製品を使用しますが、いちご、トマト、パプリカ、きゅうりなどの養液栽培で培地として使用する場合には、作物に関しては長い繊維や細かい粒(ダスト)の部分は含まれていない製品を使用する必要があります。 ココピートを使用する4つのメリット ココピートを使用するメリットはさまざまですが、特に注目するメリットが4つあります。 使用後の廃棄処分が容易でサステナブル ココピートは100%有機培土のため、畑にすき込んで土壌改良剤として再利用ができます。また、堆肥にして販売している方もいます。 比較的安価 ロックウールと比べ、安価で購入できます。また、廃棄処分に関しても、基本的には無料です。業者に引き取ってもらう場合でも、ロックウールより比較的安価に処分ができます。 2年間は同じ培地を使用できる 培土を補充すれば5年以上、しない場合でも2年間は同じ培地を使用できます。 環境にやさしい ココピートはヤシの生産物の残さを利用しており、環境に配慮した製品です。 ココピートにもデメリットはある[...]